
今、たまに「深夜に使いたい神アプリ」とか、男性向けの「ヤレる系アプリ」の広告をよく見る。
ただ、そもそもこういうアプリにまともなアプリは一つもない。俺も男なので、(エッチな広告に惹かれて)うっかり使いそうになってしまうことはよく分かるのだが、百害あって一利なしの存在だと知っているので、まったくおすすめしない。
今回は、「ヤレる出会いアプリは全て詐欺」ということについて書いていこう。
野良出会いアプリは全て詐欺
まず、こういった「ヤレる系アプリ」がGoogle PlayやApp storeに登録されていることはほとんどない。いわゆる、「野良アプリ」と呼ばれる、グーグルやアップルに認められていないアプリだ。
なぜ、認められないのかと言えば、簡単だ。実際には、出会えないからだ。そんなものを、グーグルやアップルが認めるはずはない。
野良アプリ側は「過激すぎて(アダルト過ぎて)グーグルやアップルには載せられない」などというが、状況から考えてそれはウソだ。
なぜならば、きちんと出会えるのであれば、ぶっちゃけ「アダルト」な機能があっても、グーグルやアップルは認めているという事実があるからだ。ワクワクメール・ハッピーメールなどの出会い系大手は、Google PlayやApp storeに登録しているが、「その他掲示板」として、実質的なアダルト掲示板まで載せている。
このように、野良の出会いアプリ(≒ヤレる系アプリ)というのは、グーグルやアップルの判定からも、出会えないものだとわかる。
出会いアプリを作るのは大変
そもそも、出会いアプリをまともに作るのにはすさまじい労力がいる。想像してみれば分かる。
まず、一人の登録者もいないので、最初に大掛かりな宣伝を打つ必要がある。それこそ、登録してくれただけで500円あげるなどして、とにかく立ち上げなければならない。今あるマッチングアプリは数百万人規模のものがほとんどだが、少なくとも1万人くらいはいないとマッチングアプリとして機能しないのは間違いない。
だから、最近マッチングアプリを立ち上げているような企業、たとえばペアーズを立ち上げたエウレカや、withを立ち上げたイグニスは、相当な広告費を最初から用意して事業を始めている。だからこそ、何百万人も会員がいるマッチングアプリに育ったのだ。
怪しい「ヤレる系アプリ」の立ち上げ会社が、そのようなことをしていると思うだろうか。そのようなアプリを、メジャーな雑誌や主要駅の看板などで見かけたことがあるだろうか。
「会える」出会いアプリを作るのには、とんでもないお金がかかるのだ。
ヤレる系アプリの相手はどこからくる?
出会いアプリを作るのには、人を集める必要がある。だからこそ、あなたという男性をネットで集めているのであり、「人をきちんと集めているじゃないか」と思う人もいるだろう。
男性を集めていることは確かだ。しかし、ヤレる系アプリでは、ヤる相手をどこから集めているのだろうか?
この場合、その相手というのは女性のはずだ。女性向けの広告を見たことがあるだろうか?さらに、女性から見ればヤリモク男しかいない「ヤラれるアプリ」なわけだが、本当に普通の女性登録者が出ると思うだろうか?
もしいると思うのであれば、AVの見過ぎである。いるとしても、いわゆる「援デリ業者」のようなカネ目的の女性だけだろう。
ヤレる出会いアプリは全て詐欺
というわけで、残念ながらヤレる出会いアプリは全て詐欺である。男の夢を壊してしまったみたいで申し訳ないが、あなたが詐欺アプリに払うかもしれなかったお金を守るための忠告なので、許してほしい。
出会い系やマッチングアプリで(お金を払わずに)やりたいというのであれば、普通に彼女を作って普通の恋愛をするしかない。
俺はマッチングアプリが専門だが、出会い系攻略サイトを運営している猛者たちでさえ、「アダルトは業者の巣窟なのでピュアから攻めよう」というのが出会い系攻略法の基本の「き」になっている。
マッチングアプリは出会い系以上にピュア出会いのツールなので、この攻略法が100%当てはまる。まともなマッチングアプリを使って普通に出会おう。多分、それが一番の近道だと思う。